高齢出産のリスクは生活習慣の改善で減らせる!
年齢とともに妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になる確率があがるのは、加齢とともに血管の弾力性がなくなり、生活習慣病のリスクが高まるためといわれています。
妊娠中は妊娠前よりも循環血流量が増加し、しかも大きくなり始めた子宮が腎臓を圧迫するようになります。
そのためにこれまでと違う身体への負担かかって、高血圧や糖尿病の発症の引き金となりやすいのです。
生活習慣病は遺伝的な要素が大きいため近親者に高血圧や糖尿病の人がいる場合は体質を受け継いでいる可能性があります。
人ごととは決して思わず、まずは生活習慣を見直すことを意識しましょう。
カロリーを過剰に摂取しすぎたり、塩分や糖分の取り過ぎには特に注意し、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
適正範囲の体重増加を意識して、肥満にも注意するのもこうしたトラブルの予防につながります。
妊娠高血圧症候群は気付かないうちに重症化し、母体や胎児の命にかかわる非常に重大な病気です。
妊娠糖尿病は検査で見つかっても自覚症状がないのがほとんどですが、症状が進むと赤ちゃんに影響することがあります。
予防はもちろんのこと、早期発見・早期治療するために検診をきちんと受けましょう。